フルート最強列伝DoubleBout

トーナメント表


二人の足取りは重かった・・・、それもそのはずだ、故郷クモナミを出て世界最強を目指し
村を出たのは良いが、バスーンの人の多さ・・それも飛び切りの猛者ぞろいときたもんだ。

ヨハン「なー参加するのやめないか?」
美形のヨハンは気だるく前髪を書き上げながらクマに話しかけた。
腰に装備している銃が余りに大きすぎるゆえか彼のスラっとした体を強調していた。

グリマー「なに言ってるクマ!絶対に僕らが勝つに決まってるクマよ!」
ヨハンとは対象的にがっしりとした体は、見るものにクマを連想させた、しかし、
大きな体に似合わず甲高早口で次々とヨハンをまくし立てる。
グリマーの指差す方向にはアリーナの入り口が見えているのである。

そう、今日はかの迷惑楽団GGVSS主宰の「フルート最強列伝ダブルバウト」の日なのである。

クモナミの村人は幼き頃から人目を引く二人の強さをよく知っていた。
名産品のしゃべるナスビの売り上げが昨年あたりから伸び悩み、村人の生活はジワジワと苦しくなるのであった。
そこで、村おこしとして、村長が宣伝もかね二人に大会の出場を依頼したのだ。
それだけに二人の肩にかかる期待も大きい、プレッシャーとしてヨハンを襲うのである。

二人の強さは確かなものだった、二丁拳銃の腕前は村随一で空に投げたコインを打ち抜く腕の持ち主だったし、
グリマーのその体躯からは想像もできないような俊敏な動きはまるで風のように軽やかで、しかも、
ファイターの頑健ささながらの体力を持ち合わせていた。
現にクモナミではこの二人に敵うものはおらず名実ともに最強をたたえられていたのだ。

ヨハン「しかし・・・世界は広いぜグリマー・・見ろよアソコに座ってるクマ・・・
    クマなのに羽も生えてるし、頭はナメクジだし・・・絶対にヤバイ力を秘めてるって・・。」
グリマー「なに言ってるクマ!びびってるクマ!?・・・本当クマあいつは絶対にヤバイクマ!」
ヨハン「だろ?やっぱり参加するのやめないか?よく見れば・・・回りにいるヤツラの顔みろよ・・・天狗ばかりだぜ?」
グリマー「む・・村のみんなを思い出すクマ!僕らのためにわざわざ飛行船のチケットを買ってくれたみんなを裏切れないクマ!」


そう言っていると唯でさえ賑わっているバスーンのギルドエリアに一際大きい歓声が響き渡った。

yakumo「こんばんわー!盛り下がってるー!!!」
あたりの観客「うるせーよ!くたばれクソがよー!!」

GGVSSのマスターだ、彼女の一言で回りは大迷惑必死!しかし、マイノリティーな人々の歓声によりあたりはザワついた

グリマー「ほらエントリー締め切られるクマよ!!早くするクマ!!」

焦りを隠しきれないグリマーと対照的にヨハンは立ち尽くした。

ヨハン「う・・・美しい・・・」

グリマー「え?何言ってるクマ?どうしたヨハン!しっかりするクマ!顔が真っ赤クマよ!!」

ヨハンは心を打たれた。
世界にはこんなに多くの人で溢れているのに、そこには二人しかいない・・・そう、
yakumoとヨハンだけが存在する世界に迷い込んだかのように彼の心は一目yakumoを見た瞬間に心を奪われて
しまったのだ。
ヨハン「グリマー・・・俺は・・・もう・・・ダメだ・・・」
グリマー「何言ってるクマ!しっかりするクマ!!」
ヨハン「俺は・・・yakumoを奪い去る!」
グリマー「はぁクマ?」

あたりの観客「おおーい次こそ勝ったらyakumoをペットに出来るンだろーなぁーww」

yakumo「考えとくよwwww」

ヨハン「yakumoを・・・ペットに・・・出来る・・・」
グリマー「どうしたヨハン!!!本当にしっかりするクマ!!!ヨハーン!!!」
ヨハン「やってやる・・・やってやるぜ・・・グリマー・・・俺達の強さ思い知らせてやろうじゃないか!!!」

中略

優勝おめでとう!!ういにゃん・ルクリアのペアが最強だぜ!!!

Cap0537

TOP祝フルート最強列伝2優勝

TOPフルート最強列伝2優勝
TOPフルート最強列伝2集合